鏡音大好き人間。黄色四人組も大好き人間。他にも色々、大体何でも好きです。 ちみっちい小説ですが、適当にうpしていこうと思います。 シリアスものが大好きですが、幅広く書けたら……。 亀みたいな執筆速度をせめて兎くらいにしたい今日この頃。
プロフィールを見る投稿作品3作品
もっと見る-
『どうした?』
電話の向こうの君が言う。私は何がなんだか解らないまま瞳から涙を流していた。普通に電話していただけのはずなのに。真っ暗な部屋の中、真夜中という条件が相まって、私の嗚咽が誰もいない閑静な部屋に反響した。
『わ、そ、その、ごめん、俺――』「ううん、違うの」
君が悪いわけじゃない。君は私...【ネルさんHappy Birthday】泣き虫な私-love more...?
-
どうして、僕はこんなに素直なのに。
僕は君を叫んで、その背中を追うだけで精一杯なんだ。
一緒に歩かなくなったのはいつだったのかな。
だから振り向いてよ。じゃないと僕は喉が涸れて、もう永遠に見てくれないでしょう。
-透明片想い-
「ねえ」
僕は呼びかけた。
君...-透明片想い-
-
「リン、僕のバナナまた勝手に食べただろ!?」
やかましい蝉の鳴き声を背に力任せに襖を開けると、扇風機の五センチ前に座ったリンがテレビを聞き流しながらぐったりとちゃぶ台に伏していた。その様子から、既に彼女の機嫌というものが宜しくないことに理解をもう少し強めるべきだった。
「はぁ?食べてない」
いか...あっちゃこっちゃ日常1 -鏡音レン『バナナ失踪事件とその終わり』