春を待つ
春を待つ
長い時間を一人流れる
狭い窓を少し眺める
青い色の花が枯れる
広い世界を僕は歩く
今でも春を願ってはここで歌うよ
僕の声はまだ枯れてはいないよ
広い世界を僕は歩く
君の街から少し離れる
知らない匂いも少しは慣れる
古い世界も嫌いになれる
枯れてしまった花の名も
独りきりの3度目の冬も
忘れて行ってしまうから
忘れちまった
今でも僕はこの目を騙し続けるよ
彷徨い歩いてはまた深い呼吸を
僕の声はまだ枯れていないよ
春を願うから一つ確かな理由を
僕はここで春を待つ
僕はここで春を待つ
今でも僕はこの手で探し続けるよ
春を願うからまた青い花を
春を願ってはここで歌うよ
君の街へはもう戻らないよ
広い世界をひたすら歩く
古い世界も嫌いになれる