sympathy
梅雨うた。
「sympathy」
冷たい風 振り行く雨 僕のことは誰も見ていない
人の声が耳を掠める 僕の行く手を阻むみたいに
分かっていることを何度も言わないでよ
僕を待つ人はどこにいるの?
行き交う人の波が止まって見えた
たった一人の君を必死で探している
悲しみに嘘をついて笑って見せた
消えかけた光だとしても失いたくないから
思い知らされた絶望 崩れ落ちた夢が邪魔をする
君は誰ですか?僕は知らないよ
名前を呼ばないで 遠くに行って
遮られた景色が歪んで見えた
その中の誰かがずっと泣き叫んでいる
もう僕は忘れるよ 振り返らない
声は聞こえないはずなのに君の泣き声が反響する
頭を掻きむしりたくなる
分かっていることを何度も言わないでよ
僕を待つ人はどこにいるの?
行き交う人の波が止まって見えた
たった一人の君を必死で探している
悲しみに嘘をついて笑って見せた
消えかけた光だとしても失いたくないから