ひるさがり
静かに揺れる 風に揺られる髪を
たなびく洗濯物で思い出した
日差しが痛い
言葉にならずそこから目を逸らした
今はあてもない
もう昼下がり
カーテンを開け颯爽と飛び出した
もう間に合わないな
きみは遠く届かないとこで
はしゃいで手を振ってる
ずっと
迷いの日々繰り返した先にぼくは何を見つけられたのだろう
立ち止まり振り返る間にきみは消えそうになるけど
走り続け息を切らした後に向き合える保証はないから
せめて きみにそっとさよならを告げよう
梅雨が明けて夏の陽気だね と
抜け殻に語っても
飛んでいった想いにあの頃の
記憶は意味がない
ずっと
迷いの日々繰り返した先にぼくは何を見つけられたのだろう
きみと見た景色が離れなくなったよ 消えそうにないんだよ
走り続け息を切らした後で 伝える手段(こと)も無くただ一人で
きみにそっとさよならを告げるよ
きっと迷いの日々繰り返した先に僕は何も見つけられないだろう
いないきみにさよならを告げなきゃ
ああ