潰えた希望の果てに~呪界外伝(3)~
呪界暦0013年、王族の支配と迫害に苦しむ人類が抵抗軍を結成して7年。
人類は王族による支配からの解放を掲げて全軍を上げて王族に戦いを挑んだ。
しかし、兵力や戦力、所有兵器の性能さにおいて人類は圧倒的に不利だった。
各地で敗走していく抵抗軍、そしてリーダーの配下の4人の将軍たちも行方不明となる。
そして呪界暦0014年、僅か130人の残存兵を率いる抵抗軍リーダーの未来は行軍中に王族に発見されて包囲され、王族からの一斉攻撃を受ける。
130人の兵は全員戦死、未来は捕らえられて翌年に処刑される。
人類の敗北に終わった戦いから10年余り、かつて抵抗軍リーダーの配下の4人の将軍のうちの2人、峰耶凛と新井憐は結婚して夫婦となり静かに暮らしていた。
これはそんな2人にスポットを当てた作品である。