【滲音かこい】 Rummy 【オリジナル】
見慣れた信号の青がやけに綺麗で、天気の真似しそうになるのは
頭揺らすアルコールか、一人で歩く心細さか
440Hzに満たない感情
?押す、二十四時過ぎ
かかる曲今の僕に重なって興醒め、苦笑い
愛されたいね、なんて呟いてみるけど
誰かの分のメモリの確保もしてないし
「肌寒い夜はそばに居て、でも一人の時間は邪魔しないで。」
なんて言いそうだからまだまだ君は未だ見ぬ君のまま
見慣れた灯り、ほっとして立ち寄ったコンビニ癖で手に取ったのは
惰性で買ってる雑誌と、気休め程度甘いドリンク
やうやう白くなりゆく意識
国一沿い、二十五時過ぎ
踵噛む靴ずれ、また重なって興醒め、苦笑い
愛されたいね、なんて溜め息つくけど
誰かの支えになる覚悟もしてないし
「寄りかかる場所が欲しいんだ、でも寄りかかられると困るんだ。」
なんて考えだからまだまだ君は未だ見ぬ君で
愛されたいね、なんて呟いてみるけど
誰かの分のメモリの確保もしてないし
肌寒い夜はそばに居て、でも一人の時間は邪魔しないで
なんて言いそうだからまだまだ君は未だ見ぬ君のまま