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【ミク&IA】 蝉時雨 【オリジナル】

TAZU

TAZU

MoonDrop曲第2弾
(ボカロオリジナル曲第9弾)

第7弾Moon Dropの物語の挿入歌をイメージして作りました。

このまま一緒にいれば、自分の死が
少年の心に深い傷を作ってしまうのでは
そう考えた少女は突然、少年を冷たく突き放し別れをつげる

一方、少年は彼女がどうして豹変したのか気になり
彼女の痕跡をたどり始める
そして、彼女がそうした理由にたどり着いて…



「蝉時雨」
曲・詞 TAZU

今日は泣かないと決めたのに
こぼれ落ちた 雫は弧を描く
「心配ない」と笑う君の笑顔
今も目蓋に焼き付いている

失ったものばかり
数えてしまう私の
Uh...手を握って
温めてくれた笑顔

夏の夕暮れ時 蝉時雨
響く 永遠を願う嘆き
繋いだ手離そう 愛し君 
壊してしまう前に…


焼けた地面に晒された
蝉の死骸に 自分を重ねてた
もうすぐ還る場所はあれど
今はまだ甘い夢見させて

迫る恐怖に怯え
君の名呟いても
白く染まった
病室(ろうごく)に朝は来ない

赤い夕陽を背に吐き出した
言葉 傷ついた君の瞳
「ごめんね。」と言えずに飲み込んだ
君を愛してるから…

あなたを縛る鎖には
なりたくないと覚悟決めた
震える掌を抑えそっと瞳を閉じた

夏は過ぎ去りし日 思い出に
溶けた一時の幻だと
言い聞かせ眠りについたとき
そっと扉が開く音がした