毒薔薇の一人ワルツ
テトに日に合わせ、動画用に再調整しました。
ピアノ音源の差し替えと、テトさんは最新の10/9/25版連続音ライブラリを使用。
一部、08/7/31版より高音を適用してる部分があります。
テトさん、テトの日おめてとう。
毒薔薇の一人ワルツ
詩曲:calarud
私を愛したひと この華に貴方は
身に余る愛を込めて
薔薇と名づけた
誰も私に触れてくれない
それは私に毒があるから
私がもしもだたの華ならば
貴方は息を失くす事もないまま
私は貴方の愛の中包まれて
愛でられ
生きる事ができたの?
それとも運命(さだめ)なの?
誰か私を摘んでください
そして貴方の胸を飾らせて
願い一つ 貴方とワルツ
けれども叶わない願いだと知ってるの
私は毒の華
ワルツは踊れない
嗚呼
誰も私に触れず触れようと思わぬよう
私は棘を纏い 枯れる日を待つの
貴方想い一人でワルツ
いつか毒の呪いが解けて 恋をするなら
それでも棘だけは消えずに残るでしょう
貴方のため鮮やかに咲く
・-・-・-・-・-・-・-・-
薔薇という花が、なぜああも鮮やかに咲くのか。
薔薇という花が、なぜ人を拒むように棘を纏うのか。
その花の鮮やかさと、棘の理由。
薔薇という花の過去。
遠い遠い昔話―――。
もしくは、薔薇と名付けられた一人の女の物語。
彼女の、独白的弾き語り。
そんなイメージ。