RAINY LOVE
「RAINY LOVE」
傘の中 僕はひとりうつむいていた
響いてる雨は残酷 なぜか優しいその音
傘の中 零れ出すのはささやかな感情
霞んでく視界の中で もう未来も見えない
何もかもを変えられない僕は
言葉一つかけることさえできなくなって
晴れやかに澄む君の心にただ触れたいのに
溺れそうなほど僕を濡らす鈍い雨
雨粒が 見つめたままのこの足元に
弾かずに滲んでく様 僕の憂鬱の眺め
行き詰まる度 全てから逃げて
すがるように覗いた笑顔がとても眩しくて
もっと近くで君の声を肌を感じたいのに
儚く描く僕に寄り添う長い雨
こんな空色は僕に似ているから好きじゃないよ
輝く青をいつか仰ぎたかったんだ
晴れやかに澄む君の心にただ触れたいのに
溺れそうなほど僕を濡らす鈍い雨