ログアウト
透き通るカラダ、伸ばす指はキミに触れられず
泣きそうな顔で甘く疼くキズに怯えて
息も出来ないで況して声にならぬこの想は
綺麗なままで夢のように何処へ消えて行くだろう
交際は限られた月の下
言葉なく俯くばかり
少しだけ特別な寂しさで
二人の恋は蒼く染まる
ねえ、このまま時間が止まればいいのになんて
多分キミはこうなることを何となく気付いてたんだろ
色褪せる視界、何もかもが淡いモノクロで
描かれたセカイ、そこに残るキミが切ない
声にならないで唇を堅く堅く結んで
別れの時は夜のようにはたと明けて行くだろう
ねえ、このまま二人が一つに重なったなら
残された時間を二倍の長さに感じられるかな
消えて行くカラダ、伸ばす指はキミを通り抜け
泣きそうなくらい疼いていたキズも失くなる
身を焦がすようなキミの熱がくれた人生よ
叶うことなら消えはせずに高く飛んで行け
広い世界でキミと出逢い
そして離れてく物語はもう終わるけれど
キミと二人で笑い泣いた日々の結末が
いくらか美しく飾られますように