最後の花火―小浜島恋歌―
ミクとレンのデュエットです。この夏に小浜を訪れた時に思いついた歌です。皆様の絵をお借りしてニコニコにあげる予定です。歌詞は下記の通りです。
最後の花火―小浜島恋歌―
八重山の真ん中に浮かぶ小浜島
細崎(くばさき)の浜に立つ古い宿の庭先
寝椅子に体あずけて夢とうつつの狭間を
さ迷えばどこからか聞こえる糸の響き
暮れゆく夏の海に君がつまびく三線の音と
僕が口ずさむ島歌そっと流れ出す
君と手を取り合って急な坂を上り
大岳(うふだき)の頂に肩を並べて立って
嘉弥真島、石垣島、竹富島に黒島
新城(あらぐすく)、波照間島、西表、鳩間島
小浜を囲む島を見渡した後、言葉途切れて
唇重ねた二人を包む蝉の声
八月も終わる頃、一筋の光が
明日僕が飛び立つ空に上ってゆく
消えない星の狭間に一瞬の光を放つ
花火の音の中に紛れた君の言葉
南の島の空を染めた最後の花火と共に
小浜で過ごした短い夏が燃え尽きる