星
闇夜に光る月を 探す夜よ
新月の夜の闇に 光るもの無く
去りし君の胸に 光る小石は
いつか帰るときのため 集めた途しるべ
どんなに願いを掲げても
くすんでしまうこの闇
いつかかえろう
いつかかえろう
それだけを願い
光を探す 君の瞳に
宿る光は 焔となりし
やがて輝く そのときに
星をともらす 火種となり
(間奏)
光の中にいても 夜は明けず
冷えた願いを抱きしめ 眠りのなかに
淡き哀しみをこえ 届く先に
いつかの夢で見た場所があると信じて
どんなに痛みを叫んでも
届かないと人は知り
ふりかえらず
ふりかえらず
生きてゆけるのなら
旅立ちを知る 君の目に
広がる空は 果てなく青く
朝日の中に消える星
たとえ見えぬとも 輝き共に
共に
永久に
歩み光り続け