サマーフィッシュ・フィロソフィア
夏のうた GUMI100%
歌詞↓
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空気の粒が ひとつひとつ
氷みたいに冴えて小さく光ったから
君は迷ってしまったのかな
オゾンの流れる音が ひとつひとつ
叫びみたいに冴えて 空を切り裂くから
君は塞いでしまったのかな
ねぇ ここはどこなの
水銀の光が方向感覚を奪うよ
その夜は白熱灯の橙があまりに温かくて
白い石の上で首を絞められても このままでいいと思った
仮暮らしに咲く珪素の花が かすかな音を立てて割れた
静かに静かに 100年に一度の涙流してたんだ
どんなに僕が泣いたって 君はどこかに行ってしまって
こんなに素直になったって 雨が冷たいには変わりなくて
ねぇ 夜明けの温い水の中で
君はどうして氷なんかになったの
ねぇ 白けた星屑の散った海で
なぜひとり氷になんかなってしまったの
いくら夜空に問うても 今や応える声はない
温い空気の粒がまたひとつ 氷みたいに冴えて光るだけ