Pieces
かけらは声となり 空気を少しだけ震わせて
振り返るいとまも無く 目の前を過ぎ去って
声は隙間を埋めて 記憶を少しだけ呼び出して
手を伸ばすいとまもなく また日々は始まって
惜しむものはまだ多すぎて
それでも足は止まらずに
目の前を過ぎる時間は全てを遠ざけて
残るのは本当にわずかな記憶だけで
君の声が消える前に
知らぬ間に無くさぬように
僕は今ここでまた後ろを振り返る
記憶はかけらとなり また声をここに呼び出して
留める理由もなく ここでめぐり続けて
声は隙間を抜けて 記憶を少しずつ書き足して
立ち止まる暇さえもなく また日々は始まって
目の前を過ぎる時間は全てを遠ざけて
残るのは本当にわずかな記憶だけで
君の声が消える前に
知らぬ間に無くさぬように
僕は今ここでまた後ろを振り返る