今はとて 天の羽衣着るをりぞ 君をあはれと思ひいでける
月花ノ姫歌(秦野Pver)が心に突き刺さって、描かずにいられなかったイラストです。
<http://www.nicovideo.jp/watch/sm2213162>
タイトルは、『竹取物語』でかぐや姫が最後、帝に送った歌です。
イラストの中のレン君に持たせたのも、その歌です。
意訳すると、「今これから天の羽衣を着る時になって、貴方のことをしみじみと想ってしまったのです」という感じ。
月に帰る際羽衣を着たら、かぐや姫は地上で過ごした日々や、人間の持つ感情も全て消えてしまいます。
そうなる前にと、愛した帝にこの歌を送るのです。
『竹取物語』を読んだ事のある方ならば、背景に描いた山の意味が分かって頂けると思います……。