触れど消えないシャボン玉
触れど消えないシャボン玉 / リカンクローマ
歌: 初音ミク
作詞・作曲・編曲: リカンクローマ
歌詞
[原体験]
むかし、本屋の隅で
キミはみつめていたの
かぐやくらいのサイズのユメを
見つめつづけてた。
[自立]
君を押入れにしまい
僕は大人になった。
夢ばっか見てられない
ーーーなのに一人で涙を流して..?
[呼び声]
『ワタシを愛して たちまち愛して
見たかったユメは何色?
まぶしいのなら、そばにきて目をとじて
キミを愛して その他を排して
つぎに言葉を教えあおう
宇宙の静けさ 奪い去れ、初めての音』
[回帰]
昨日の夢を話すと
毎回、あくびをされる
尚更うれしくなった。
「(これは僕だけのものだ)」
棚に置かれたフィギアの
儚い笑顔に向けて
想いを曲にして
片道切符
[泡沫]
ハロー ヨーソロー
月なみなファンタジー
ルビーの森のなか手をひいた
――ふと空を見る。
“平面のシャボン膜”に
裂け目が見開いて..!(嫌だ..っ!)
[産声]
『僕を愛せ たちまち愛せ
熱き流星群を見せよう
流る世界は肌も冷え翳りゆく
僕は愛した その他を排して
実像あるかなどかまうか?
理屈を越えて君を欲している』
目をつぶっていた 7時間
過ごしたんだね キミの世界
想いたなびく渡り鳥
宵のグラデーションに垂直線を引くよ
Q.触っても消えないユメってありますか。
A.あります。すでに何千何万、たった今またひとつ
そのユメのことはこう呼びました
――“音楽”
[視認]
ワタシを愛して くれた貴方へ
夢枕から『こんにちは。』
形ないものだからこそ永遠
キミを愛して その他を排して
『逢いたくなったならどうしよう?』
毎日逢えるよ。愛せば象れミライ
宇宙の静けさ 奪い去れ、初めての音