歌詞・カードジャケット作品

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御伽酒場のミラールーム オケ(未マスタリング)

大塩杭夢

大塩杭夢

以下歌詞です。



ねえ、鏡に映るもの そっと手の平合わせた
ガラスのほんの数ミリに阻まれて
もうそちらの世界には指一つと絡まない
無様なごっこ遊びに興じた

だって仕方がないのと 誰にともなく呟く
心のほんの一部だけ砕け散る
そんなこと繰り返して 原型は留めてないよね 
ガラスのほんの数ミリが遠い

欲望の色の芳醇な酒も
透明な器を汚すだけよ
ひび割れグラス隠しては
誰もいない場所へ 私だけの世界へと惑う

脆い心の 隠し場所さえ忘れて
ハリボテだけが 心臓に注がれた
偽物ばかり この世界に溢れてる
死に物狂いで 演じているアリス

尖った破片は グラスの原型もなく
誰彼構わずその肌を傷付けるの
ワインレッドの穢れ 刺激的漂う甘美
閃光の煌きを放ち 砕け散る透晶

狂った時計に 時空が歪められている
認知の先に 本当の世界があるの?
曖昧だった言葉の海に溺れてしまったら
あらあらあらあらあらあらあららら

もう形すらないのね 存在は記憶だけを残して
消えてしまった 不思議なことね
そっと差し出した手じゃ 二度と触れられないのね
ガラスのほんの数ミリが遠い

だって仕方がないのと 誰にともなく呟く
心のほんの一部だけ砕け散る
そんなこと繰り返して 原型は留めてないよね 
ガラスのほんの数ミリが遠い

欲望の色の芳醇な酒も
今更もうどこにも注げないわ
酒場の扉開いたら
誰もいない場所へ 私だけの世界へと堕ちる

綺麗な本当も 汚れた嘘も
その存在を 疑えば今ここが不思議の国ね

脆い心を 苛め過ぎて壊れても
気付く間もなく 砕け散るのでしょう


だって仕方がないのと 誰に ともなく呟く
心のほんの一部だけ砕け散る

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