山岳猟兵の帰還
寒い部屋でシンセの冷たい音を奏でていたらできた曲。
アイスマン(アルプスで氷の中から発見された石器時代の中の人)、AAでも有名なゴルゴ13「白龍昇り立つ」の燐隊長をなんとなくイメージ。
<歌詞>
遙かなる峰々を 幾度も超えてきた
もうすぐ君のもとに 至るだろう
凍てつく山肌踏みしめ 折れそうな足よ
もう少しだけ 動いてくれ
再び会う時の約束を 胸にずっとしまい
生き抜いてきた
太陽よ燃えよ 春風よ吹け
命芽吹き 幸せの花を咲かせよ
私の不幸が 何の肥やしになるか
神とはこんなにも 怠惰で愚かなものか
誰かの呼ぶ声聞こえる 楽しげな声
儚き幻と知りつつ
福音の前触れを聞き 凍え飢えた者
幸福のうち 眠りに落ちる
耳をくすぐる 異界の音が
聞こえてきたら 天国は近い
ありふれた死を 笑いもしたさ
今またそのおかしさが こみあげてくる
さよなら幾千の 日々よ遠い下界よ
君だけは温かいところで 最後を迎えられるように
それだけを祈るよ