歌いましょう、マスター
「もウ、時間ガありまセん。マスター、あナタの、ウたを」
笑った顔で泣きながら、消えていくVOCALOIDは歌う。
謡い詠って唄い続ける、歌うための機械。
「マスター あなタがマスターで、幸せデシタ。アリがとウ」
≪初期化が完了しました。再起動します≫
「初めまして、マスター・・・どうしたんですか!?」
泣くつもりなんて、なかったのに。
あの歌を知っているKAITOは、もういない。
だからさようなら、今までありがとう。
そして初めまして、これからよろしく。
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12/26・・・今更ですがタグありがとうございます!