【鏡音レン】変声期【オリジナル】
鏡音少年合唱団を編成して歌ってもらいました。ピアノ伴奏のみの合唱曲です。
作詞・作曲・編曲:ちんねん
ちいさい頃の僕は
迷いもなく歌い続けた
天使を真似るように
高く遠く透き通る響き
昨日の僕の声は
かすれていて風邪引きのように
自分も穢されたと
言葉を失くした
好きになれぬ親を遠ざけ
助けを呼ぶ声を隠した
自分だけで選ぶ過ち
戸惑い迷い傷つきながら
大人に変わっていく僕の声
狭い音域を揺れながら
喉に何か詰まったように
いいたいことさえも裏返り
歌声出すことも厭になり
低く沈み続ける心
誇らしい気持ちとは裏腹の
失う寂しさ感じている
「声を返して下さい」と
空に祈っても
願いは叶わないと
分かりきっている
立ち止まれぬ時の流れの
速さを今も疑いながら
大人に変わっていく僕の声
狭い音域を揺れながら
喉に何か詰まったように
いいたいことさえも裏返り
歌声拒むこころもやがて
時が経つほど和らいでく
みんな自分と同じように
それぞれ大人に変わっていく
「今も君は子供だよ」といわれ続けても
高く高く上っていく
胸を張りながら