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オンガク
【ミク・がくぽ】花草子【オリジナル】
leseguignol14
この世に生を授かりたまふ 未だ幼児の頃 童は なほ拙き吾を 守りて微笑む (童は なほ守りて) 稚けなし愛敬に よもやゆかしきすずろなり 待ちわびたる年月の いと長きこと (待ちわびたる縁) わびし氷雨降るや 徒然覚ゆ(覚ゆ) それでも来たる童 いとど覚ます 詩をしたため給ふ ものがなしこと(この身に) それでも詠ふ童 やむごとなきこと かなし あな嬉し 嗚呼 さくら さくら 遥なりにけり 春よ おはしませ 童すがらに 健よかなれ (さくら さくら 健よかなれ) あまたの年を経ぬるにありけり 幼児のねびて 童の守りけれこそ この姿あらまほし (この姿あらまほし) されど童も かくふりぬる齢とぞなりけり 仰のき伏し たはぶれた頃はもどらず (たはぶれたる縁) やおよろずの神よ 吾奉る(奉る) いみじ この あらましは いかでしがな 詩をしたため給ふ おくゆかしきを(その身は) それでも詠ふ翁 やむごとなきこと ゆゆし あかよろし 嗚呼 さくら さくら 遥なりにけり 春よ おはしませ 翁すがらに 健よかなれと (さくら さくら 健よかなれと) 美吉野の故郷 やがて 偲はゆ 翁の足 途絶へて なほ 久しく 桜流し吹けど ゆめ忘るまじ(ゆめゆめ) やうやうたりし詩の やむごとなきこと ゆゆし あかよろし 新たに来たる童 いとど覚ます 詩をしたため給ふ ものがなしこと(その身に) 面影遺す童 さもあらば これぞ 奇特 に留め置き 嗚呼 さくら さくら 遥なりにけり 春よ おはしませ 童すがらに 健よかなれと (さくら さくら 健よかなれと)
歌詞・カードジャケット作品1
【花草子(意訳)】 この世に生を授かった まだ幼い頃 あの子は 依然として 未熟な私を 見守り微笑んだ あどけない優しさに まさか心惹かれるなんて 待っている時間の なんと長い事か 辛い氷雨が降ると 退屈に思う それでもあの子は来た事に いっそう驚いた 詩を詠んでくれる姿の もの悲しいこと それでも...
【歌詞意訳】花草子【オリジナル】