アント
頭は クラクラ
意識は もうないや
視界が 歪んだ
景色は 見えないな
足元 フラフラ
歩数は 曖昧だ
目線を 落として
ハハッこれってシューゲイザー
思考回路はオーバーヒート
考えられない感じない
無限だった人生像は
4つ3つ2つ1つあれれれ
頭は何回下げればいいの
この道何回進むの戻るの
あーしろこーしろそーしよどーしよ
「え、僕人間なんですけど」
痛み 叫び
何も言えない ああ
明日の光 一体どこにある?
理不尽な世界
何も言わない僕だけど
分かってるんだ
自由なんてないことを
蟻ってさ
どんなに高い所から
落ちても死なないらしいよ
意味不明な思考が
この躰を蝕んでゆく
這いつくばって訴えたって
雲の上には伝わらない
そもそも穴から出れないので
外界なんて関係ない
人類皆平等だって
聞いてるだけで◯×□△
何を信じて歩けばいい
「僕は一体誰ですか」
揺らいだ心にそっと溶けて
あの日見た夢に連れてってよ
眼前の荒野に炎を灯して
ただ進む意志を託してよ
ヒトリ 呟く
目の前には 花
それが"世界"だと
諭すように咲いてる
明日は見えない
見たくもないけど今は
分かってるんだ
自由を この手に
愛も 地位も
名誉も いらない
こんな人生 本当に面白い?
解き放たれる その時までただ今は
割りきってさ
"生きる"を選び続けるんだ