またいつか、
スカートなびく潮風
なにもかもが目新しい
この街での暮らしに
不安より期待を抱えて
見渡した砂浜にぽつりと
しゃがむ君に出会った
涙でうるむ瞳
そっとハンカチを渡した
あれはもう返してくれなくてよかったのに
あの日泣いてた訳は
聞かないから
二人で笑いあった時間
悲しい日を塗り替えてゆく
鮮やかに彩られた日々
今はこの手届かない過去
またいつか、そう言ったあの日から
信じてる来るはずない「いつか」
いつまでも心にいるだから
さみしくないよ、またいつか
優しくなれない日には
怒らせてばっかだったよね
決まって君がごめんって
意地っ張りに私に言った
もっと大事にしてあげられてたなら
後悔してるけれどもう遅いよ
目をつむって耳をすませる
あぁ少しずつ消えてく思い出
君の顔、声、香り、背丈
記憶の中歪んでいくよ
それは仕方ないことだって
昔君は言ったそれでも
君だけは特別じゃないかって
ちょっと期待をしてたかったの
ハンカチだけが二人の証
でも物なんていらない
これからも変わらない事実
君は私を幸せにした
悔やんでいても意味はないし
くさいけどこうして歌うよ
またいつか、そう言ったあの日から
信じてる来るはずない「いつか」
いつまでも心にいるだから
さみしくないよ、またいつか
これは聞かれないように
小さい声で口ずさむよ
強がったけれど時には寂しいよ
私に会いに来て
