きみ、来世 inst
「きみ、来世」BPM=135
十画でなぞれるものか
道端で眠る彼にいう 「死んでいるの?」
肢を足で突いて もうヤダ
何も信じれなくなっちゃうね
太陽の方角に帽子の鍔を合わせて
アスファルトからの御返しに目が茜
蔭を追って歩いていく
私の7割が溢れている
君に恋をしていたんだ
星が傾いたまま回った おかげで生まれた君を
待ち遠しく思うのだろう
「宿題は?」
「やったけど持ってくるのを忘れちゃった」
あの子も
感想文を読まずに書いた子も
いつか季語になっていく
君がここ居る時期は離れてほしいと思うのに
君の終わりを寂しく思うのはどういう了見だ
何処から湧くんだろう
何の所為なんだろう
君に恋をしていたんだ
星が傾いたまま回って 離れれば離れるほど恋しく想うなら
いっそ離れていたほうがいいかな
不思議な気持ちだなぁ