星を繋ぐ夜に
夜に向かう汽車を見つけてすぐに乗り込んだ
フラつく足下をレールに託した
思いもしないスピードで体だけ運ばれて
からっぽの僕を見て星は子守唄を歌う
今日を壊してく等しく刻む一秒に
君の姿を少し思い返した
君に触れたくて叫んだ声もほんの一瞬で消えてしまうけど
願い続けている事に意味などなくて
理由もなくてただ眺めている夜が明けるまでを刻む今だけが
僕の全てを繋いでいるそんな気がした
置いてけぼりになった僕は風に擬態をして
あらゆる衝突を見て見ぬ振りをした
昨日を積み上げる等しく刻む一秒に
君の姿を少し思い返した
君に触れたくて伸ばした腕は何も掴めずに凍えていくけど
守り続けている場所は手放さぬように
斜に構えても隠し持っている君一人だけを刻むイメージが
僕の全てを繋いでいるそんな気がした
何も変わりやしないそうだ描く絵が違っても
始まりでも終わりでもない名前を捨てた夜に
君に触れたくて叫んだ声もほんの一瞬で消えてしまうけど
願い続けている事に意味などなくて
理由もなくてただ眺めている夜が明けるまでを刻む今だけが
僕の全てを繋いでいるそんな気がした
君に触れたくて叫んだ声はただの一秒を小さく刻むけど
全てを繋いで夜は明けた