自己肯定感 inst
あからさまで分かりやすい
その頭で何を以って 被害者ぶって
周りのそれを味方につけては
多数決でまるで 正しいかのように魅せるのが
君らは上手すぎるな ここでは間違いは正義だ
凝り固まり溶かせそうもない価値観
ある意味ハッピーで
羨ましい限りの頭の中 お花畑
ふいに浮かぶノスタルジック
美化されずにこびり付いて
極まってはエンタルピー
低めのストレート 投げ捨て入れ
つまらない 下らない嘘に塗れ 剥がれ落ちた
理想も リアルも もはや意味を成せない
ディストピア パンデミック 誰も彼もヒステリック
嵌って駆け出し 何も見てないふりで
消えるよな命の儚くも健気な姿
ニヒルな気持ちでうつつ抜かし眺めて
眠るよに安らかに 酷く擦切られるように
朽ちてく道だけ見えた
心の奥底にある小さな孤独が
今でも消えることなく居座り続けて 次第に
肥大して内側から蝕んでいくの
どうすればまたゼロから やり直せるのか?
知り得ずに
新しい感情を求めて 歩み続けて
どれだけの哀しみと悦び 見つけてきたのだろう
誰が聞くこともないとしても 関係など無くて
いつか片隅でも 照らせる光になれるかな
確かに燃えてた 強く暖かな光は
今でもこの世界を 繊細に彩って
掴めない 雲のように漠然とした夢の中
どれくらいまで現実なのか 分からなくなる程に
続く道と太る意志と 下り焦げ付いていく無心
それもまた人だと悟るまでに人はどれだけ
遠く回り道をしては 傷ついては我に返り
一つずつ 何かが見える
生きる才能が無いと 言い切れる人に
どうして前を向いてと 残酷なことを言えるの?
知らないなら知らないなり 出来そうなことが
あるはずで だからそんな無責任なこと
言わないでよ
吹けば飛ばされるような 憔悴しきった
精神じゃ歩くことさえ ままならないよな
とにかく周りと比べては泣いて 壊れそうになり
正解だとか理想だとか 堅苦しいこと考えてた
全てを直そうなんて 土台無理だった
何かが明確に変わった そんな訳でもない
それでも 確かに今ここでこうして
生きてられてるし
明らかに昔の僕じゃないってことだけ
分かるんだ