凡人の一撃
或るバンドに捧げます。
今までありがとう。これからも大好きです。
作詞・作曲・動画:ねこぜなおとこ
歌唱:CUL
例を
十八の春に裂いた
あの日と手紙
例の
群から逸れて
おめおめ泣いてた
その程度の個性で
書いたあの日の手紙
文才無きことに気付く
心が涙するなら
壊れたままの姿、見せる
丸まるな、尖れ
往々
何千回も鳴った音に
何千回も載った
何千解答もある言葉
芸者はここにいる
あふれたインスピ
ありふれた想像
終わりが無い
例を
名も無き言葉も
とうに枯れ果ててて
幻想
抱く道化師よ
緊張に飲み込まれて
壊れたままの姿、晒す
「凡人の一撃」
その
泣き出して 吐き出した
「僕はどこにいる?」
繰り返す 渦の先
飲み込まれる凡人
同じ顔になり
幾年過ぎた?
我は我だと
気付けるのか?
今、群れを逸れた凡人が放つ
「全霊の一撃」
往々
押し付けた価値観の
耳を塞いで
傷隠し笑うのさ
消えるぐらいならば
「才能、限界」「飽和世代」
意味など捨てない
「最終、最後」無駄口捨て
黒い夢を諭す