【IA】 コノハナ 【オリジナル曲】
咲いて、隣へと至るための歌。
弾けないくせにピアノロックがやりたかったんです。
◆◇◆
コノハナ
木の花咲く小さな箱庭(ばしょ)で あなたをただ一人待つの
些細なことで意地を張った僕らは
隣に居ることが当たり前だと思ってた
どこか遠く誰もいない世界で 枯れた日を知る術はない
たとえ近く十秒後の世界で あなたが涙を流したことも
一時の景色 美しい? 儚い? 花開く意味を探すの
わがままな果実はそっぽを向いて嗤った
「来年に咲く花は僕であって僕じゃない」
どこか遠く誰もいない世界で
それでもあなたは強がってみせた
たとえ近く十秒後の世界で 命が終わるとしても
明日を願うよ 蕾は夜明けに綻ぶ
どこか遠く誰もいない世界で
いつか遠く誰もいない世界へ
どこか遠く二人だけの世界で 傾ぐ花に寄り添うように
こんな近く十秒後の世界で 生きる意味なんて もう要らない
ようやく見つけた 此の花あなたに舞い散る