安売りの永遠を。inst
マイマム、僕は今でも
電車の駅のあの雑踏が嫌いです。
マイマム、覚えていますか?
僕は今でも鮮明に覚えていますよ。
ぼくは愛されるのに向いてないんだ。
どうしようもなくなって、死にたくなる。
きみはぼくとどうなりたいの?
ふたりになまえをつけたいの?
これ以上僕を嫌いにさせないでよ。
ほんとはじぶんのことが大好きなくせに、
きらいきらい、死ねばいい。
って毎日呟くんです。
いったいいつになればこのサイクルを抜け出せるのかまだ、
分からないけど一生抜け出せないような気もしてるんです。
愛されるのに向いてないんだ。
どうしようもなくなって、死にたくなる。
きみはぼくとどうなりたいの?
ふたりになまえをつけたいの?
これ以上僕を嫌いにさせないでよ。
ときどきチョーたのしくて、虚しくなるんだ。
空っぽ。そう、空っぽ。
笑えなくなる。
むりやり頬を引き攣らせて、泣きそうになる。
僕はそう、空っぽなんだ。
ぼくは愛されるのに向いてないんだ。
どうしようもなくなって、死にたくなる。
きみはぼくとどうなりたいの?
ふたりになまえをつけたいの?
これ以上僕を嫌いにさせないでよ。
もう誰も傷つけたくないんだ。
僕の身体を覆うこの刺で。
泣かないで。泣くのは僕だけでいい。
だからもう……。
むりしないで。
僕のこと、嫌ってくれていい。
……てのは嘘だけど、むりしないで。
安売りの永遠を。