君を載せて(黒いワゴン)
(歌詞)
どうして、君はひとり、旅立つのか
さくらの、花の時、待ちもせず
残された僕は、ああ、何を求め
これからどうやって生きられるのか
黒いワゴン、君を載せて
地下室を静かに今、すべりだす
やすらかな、顔だった
それだけは、救われた気がした
もし、戻ることが出来るのなら
君をもっと大事に愛したい
今の僕に出来ることは、ただ
闇に向かって、叫ぶことだけなのか
ビルの上、靴をそろえ
深い闇、君のこころわからずに
馬鹿な僕、なみださえ
出なかった、報せを聴いたとき
こんな形の、別離が来るとは
悪い夢なら、早く醒めて
手を伸ばせばそこにいた君は、今は
はるかかなたへ、旅立ちゆく
(間奏)
どうして、君はひとり、旅立つのか
さくらの、花の時、待ちもせず
手を伸ばせばそこにいた君は、もう
賽はての国へと旅だった
どうして、君はひとり、旅立つのか
さくらの、花の時、待ちもせず
僕の腕がもし、君に届けば
かならず、君を取り返したい
どうして、君はひとり、旅立つのか・・・・