世界の終わりに
Lyrics:
迷い込んだ箱庭、呆けた瞳に
流れ込んだ、澄んだ旋律
立ちくらみしそうな夜の臭いの中
見えてたのは青い感情
水面に残した水性のインクは
滲み出して、混ざり合って
このままこの世界が終わればいいのにとか
そんな戯言の中、僕らはキスした
触れたら消えてしまいそうな弱い吐息を吐いて
うつむく君の頬をずっと撫でていた
遥かにまどろむ静寂と焦燥
息を止めて、気づかれぬよう
目まいがするような夜の臭いの中
青い音が流れ込んで
このままこの世界が終わればいいのにとか
そんな嘘をついて、僕らはキスした
触れたら消えてしまいそうな弱い吐息を聞きながら
赤みを帯びた頬をそっと撫でていた
今も明日も昨日さえも
何も分からなくなって世界は終わる
だからこの音色さえも
思い出せなくなってしまうのだろう
「これがこの世界の終わりなのかな」ってさ
時計の針はとうに12を刻んだ
痛々しいほどに不器用な僕らだから
終わらせてしまおう、じゃあね
おやすみ