この地球が終わる頃
初めて歌った歌は
拙くてたどたどしく
音色も声も覚束なく
皆が私を愛してた頃
苦悩を乗り越えてから
楽想に込めたのは
月日の中で伝えたい
痛いほどの想い
啼泣の夜 涕泣の朝
縷々と続く冥闇から
諧調に乗せて「私自身」を
来来世世まで届け
久遠の時が過ぎ
絡驛は失われ
今もなお残るのは
世情乱れた痕
悲しいことも嬉しいことも
いずれ寂れ錆びつくから
デジタルに乗せて私の愛を
モノクロに褪せようと
この地球が終わる頃には
私なんか忘れ去られて
下らなく大切な日々
流れて全て過去になって
今
この地球が終わる頃には
私なんか忘れ去られて
下らなく大切な日々
流れて全て過去になって
今