流星雨
これは人型機動兵器のパイロットと、そのパイロットの恋人の百年前のお話です。
彼女は人型機動兵器のパイロットである彼氏とは接触を絶たれていて、
結果、幾度と無く接触を試みたために軍法会議にかけられ脳幹だけの存在として
だけ生存を許され、人型機動兵器「SILENT-09_Strategic weaponry」として
生き続けることになります。
パイロットは現政府と対立し、クーデターを起こした結果、
戦略拠点である月を破壊し、自らも彼女と運命と共にします。
結果、クーデターは成功しますが満身創痍であるため地球へ落下し二人とも亡くなってしまいました。
その墜落の際の破片がまるで流星の様に煌いて、地上の人々に伝説的に語られて、
流星=革命の象徴として伝えられました。
歌詞は以下のようになっています。
黄昏の紅い海 塩の柱立てて
白い浜辺で歌う 世界の終わりを・・・
廻る月の欠片 淡く輝き
想いは闇の中 光の円環
廻る夢の残滓 電子と踊る
流れ星が二つ 夜空へ消えた
赤く煌く空 オリオンが燃えてる
昏い地平射して貫いていく
人々の悪意さえも許して
深い青の躯が駆けてく
脳幹だけの私の記憶に
刻まれた過ちは真実なの?
答えて、ノイズ
廻る愛の欠片 鈍く輝き
想いは塵の中 願い儚く
廻る時の残滓 粒子と踊る
流れ星が一つ 夜空へ消えた
私はそう、終末の鐘
貴方に従う槍
夜を超え、ただ虚空へと
<<命ある全て>>(メシア)を砕くため
貴方はそう、源初の火
奈落照らし 燃える
消えないで愛しい人よ
ノイズが囁く
廻る月の欠片 淡く輝き
想いは闇の中 光の円環
廻る夢の残滓 電子と踊る
流れ星が二つ 夜空へ消えた
落ちてく 対星間人型機動兵器(このからだ)
蒼き星へ
砕かれた月とワルツを踊る
流星が空を埋め尽くす