【卑屈なほど愛は無能と矛盾に満ちている】オケ
【卑屈なほど愛は無能と矛盾に満ちている】
不毛だと笑うのかい
黄昏を言い訳にして
目敏うな
之は只の愛嬌の一部さ
愚考だと罵るかい
無意味さを引き合いにして
抗うな
之は只の情熱の忘れ草さ
嗚呼
馴れ合いの唇と
指先と感触で
泣けない純情と
哀しさを演じてみせた
無能だと知ってるかい
お前のその声は
手繰り寄せ愛でる程に
嘘を孕んでる
嗚呼
可能なら唇を
指先を感触を
与えてはくれないか
一秒でも
瞬間でも
卑屈になればいいかい
目前を言い訳にして
滑稽か
それもいいさ
気付かないフリをしよう
嗚呼
馴れ合う程の愛撫
愛でる様な合図
嘘の様なキス
触れ合う度の誘惑
解く度の疑惑
持て余した魅惑
馴れ合いの唇で
哀しさを演じてみせた