花を捧げて(改訂版)
前に上げていた5分で描いたミクさんの雑さに自分が耐えられなくなったので、差し替えました。
差し替えても、基本的に粗い鉛筆画なのでズーム厳禁です。アップには耐えられません。
自作で上げてる歌詞もどき(http://piapro.jp/content/xvhew6q7tv4hjf0g)の、オフィーリアっぽい何かなイメージラフですが、
・・・ぶっちゃけ花のブラシツールで遊んでみたかっただけとも言う。
狂気のカラーは白というイメージがありますです。
――小川のほとりに柳の木が斜めに立ち、白い葉裏を流れに映しているところに、オフィーリアが来ました。
金鳳花、イラクサ、雛菊、それに口さがない羊飼いは卑しい名で呼び、清純な乙女達は死人の指と名付けている紫蘭の花などを編み合わせた花冠を手にして。
あの子が枝垂れ柳の枝にその花冠をかけようとよじ登った途端に、つれない枝は一瞬にして折れ、
あの子は花を抱いたまま泣きさざめく流れにまっ逆さま。
裳裾は大きく広がって暫くは人魚のように川面に浮かびながら、古い歌を切れ切れに口ずさんでいました、
まるで我が身に迫る死を知らぬように、或いは水の中に生まれ、水の中で育つもののように。
だが其れも僅かな間、身に着けた服は水を含んで重くなり、
憐れにも其の美しい歌声をもぎ取って、川底の泥の中へ引き摺り込んでいきました――