【オフボーカル】Δ-VoID / KAITO・鏡音リン
2mixとマスタリング済のものです。
歌詞
革命前夜の暴走
堂々飛び交った机上の空想論
最たる繁栄 その代償はもうすぐに
囂々犇く逃走
視界を遮った未曾有の襲来
全知全能謳った妄言 堕落しきった世界線だ
指令本部からの命令
存亡が懸かった至急の救済譚
僕らの証明 その存在意義を示しましょう
定刻 目下を睥睨
散々盗り合った境目を放擲
果ての希望はアンドロイド
メンテナンス完了後 出立は今日だ
今日だ
最初から時計は狂っている
がむしゃらに君が指差す方へ
現在を綴った暗号は
確かに人々を救っていた
暗晦に己が映っている
覗き込む理想を食らうように
追い求め目指す桃源郷は
この広い宇宙の何処かに在る
青く見えたガラスの惑星
脆く潰えたガラクタの覚醒
こちらR4-D3 応答願うただのアンドロイド
時をかけたあの日の声が 宙を翔けて僕らに問うよ
「何のために探すのか？」
「この旅路に本当に意味など在るのか？」
【報告】
1.酸素は存在しない
2.文明はない
3.生命反応もない
Code21の不適合惑星 -解散-
何光年何十光年何百光年もこの調子で
伝え聞いた筈の真理 楽園は本当に在るの……？
今日も返答がない 受信歴のないレシーバーの電源を切って
傷付かない 気が付かない
苛つかないのが利点のアンドロイド！ なんて
使い捨てられた拍手喝采 悟った現実
笑ってしまうような光景
最期の黎明に縋っている
身を焦がす光を穿つように
渇望した手段（りそう）の完成を
空虚な絶望が巣食っていた
錆び付いた思考が茹っている
共鳴した異界を透かすように
在りもしない未来と幻想を
僕らは鮮明に憶えていた
