回想
朝目が覚めると
寝ぼけ眼ゆるり
鼻腔につく香り
何を焼いているの?
お一ついただくわ
無邪気に手を伸ばして
歪な形はかつての私たちを思い出させるけどね
苦い思いも甘さを引き出す
止める勇気なく
転がるような日々
気がつけば君がね「奇遇ね」奇跡の起動
欠けたものを埋める中で
虚像を信じて擦り切れて
純粋無垢であるあなたに
惹かれた
曲がり角で待ち伏せしてた?
「ぷっ」と思い出し笑い
不器用なのにいつもありがとう
きっとかわいい人なの
体の奥に感じた不安
別れの時がきたのかな?
静寂の中、引き裂いたのは
「きっかけは何?」と問いただし
天秤は不要、捨てるものなんて何もないから
あなたの愛しかないはずだよ
部屋の中も過去も未来もあふれ
歯車が合えば気が済む?
退屈なピース集めるの?
私を抱えていけるかしら?
どこまで?
凍てつく空でも歩めるよ
後付のようでもいい
誤魔化せれば切がないよね
涙の数もかぞえて
白い景色そっと抱き寄せ
小声で唱えたようだ
灰の中で見つけられそう
誓いの輝きだよね