浸透シンクロニー
ねえ きみと duality 街中に 灯篭が灯って
重星がきらりと 誰かの痛み静かに浸した
夕暮れ残り 耳掠って 言葉はざわめき
淡い白い夜に届かなくて
傍にあれど
もどかしいね
結って 繋いで
琳琅と
気持ちは音で鳴って
ずっと 繋いで
透明に揺らめき
夜を縫って
ねえ 闇を消したら 街中に 喜びが灯って
さよならがあるなら 乾く瘡蓋 口付け落とそう
遠くの花火 耳振るって 言葉は
騒がしさ 遠ざけて 可笑った
雨が降ればいいな なんて
結って 繋いで
琳琅と
不思議と光鳴って
ずっと 繋いで
胸懐に
期待を歩き縫って
そっと 伝って
線香の火花が
番いあって
スッと 消えるのに
残光の匂いが
闇を縫って
結って 繋いで
琳琅と
不思議と光鳴って
ずっと 繋いで
胸懐に
期待を与え合って
結って 繋いで
琳琅と
気持ちは音で鳴って
ずっと 続いて
透明に揺らめき
夜を縫って