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「双子の月鏡 ~蓮の夢~ 十八」の創作に利用した作品
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そして、最後に残ったのは、今までの闇とは、比べようもないほど、大きくて、歪(いびつ)な形の闇だった。 蓮は、剣を構えると、歌おうとした。そのとき、憑かれたように、鈴が、その闇に、歩み寄ったのだ。 「貴方、どうして、隠しているの?」 「鈴!? 危ないから、近寄っちゃ駄目だ!!」 澄んだ声を、闇に...
双子の月鏡 ~蓮の夢~ 十八
和沙
ちなみに、この世界に、お金というものはありません。そういうわけで、“安”には、安いという意味はありません。そこのところ、理解してくださると、嬉しいです。 あと、“満月のつがい”ですが、つがいには、夫婦の意味はありません。恋愛感情どころか、異性がタブーな世界ですからね。そもそも、出生が歌と花ですし。 蓮と鈴が喜んだのは、まだ、半月である彼らが、二人で組むことによって、満月になる。それが、とても、自然なことであると肯定してくれた言葉だからです。