26歳、思い出すのはいつも同じ事
遠くにいるはずの君だけど
どうして近くにいないのか
なんてまた思ったりしている冬の夜
区画整備で壊れてく僕の思い出達
橙色に染まってく君の影法師
夕焼け小焼けの赤とんぼを
バックグラウンドミュージックにして
帰っているのは十年前の君
帰っているのは十年前の僕
そっと泣いた僕がいて
戻ってこないものを全部
キラキラ星にして
いつまでたってもなくならない
僕の思い出達
そっと大事にしまっとく
ほこりをかぶって見なくなる
最終電車に飛び乗って
息を切らして振り返る
なんだか今日はいつもより
空が遠くて
遠くにいるはずの君だけど
どうして近くにいないのか
なんてまた思ったりしている冬の夜
そっと泣いた君がいて
戻ってこないものは全部
キラキラ星にして