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ミラーノート/オリジナル曲

まぐのね

まぐのね

【歌詞】
未来の僕がまた笑えるように

歪む歪む霞んだ未来
何も映らない鏡(きょう)を捨てる

冷たさ詰め込む記憶の中
人の真似をして泣いてみた

空白を映す中身を持たない万華鏡
隙間から入るノイズが目を奪う

感傷がまた、僕を包み込み嗤う
くすんだ感情、愚かな愛が心を殺す

淘汰、今朽ち果てて
こんな世界は鏡のように
散った虚構のミラーは空に溶ける

煌めいていた想いを嘘で塗る
そんな、過去を見て嘆いてしまったんだ

君に憧れて、どんな世界を望んでも
きっと架空の未来は僕を捨てる

臆病なんだ、命を削れない
未来の音がまた色を無くす

眩む眩む視界が暗い
日々を波映す水紋鏡

痛みが消えない繋いだ手を
過去に置き去って逃げてきた

心を彩る、失えない花を一つ
枯らさず咲かせていたらなんて笑う

君の幸福が、枯れた花の道を歩く
気づかず閉じさる日を待てればよかった

淘汰、今否定した こんな鏡にあなたを見る
咲いた青木の花は僕を縛る

「間違いだ」って君が突き放すんだ
なんで、僕をボクとして見てくれないの

嘘に囚われて死んだ心を溶かすように
どうか帰らぬ日々よ僕を消して

生き残ることで生き辛くなる
ミラーノートを捨てた意味を知る

届かない今と、放棄した明日を砕く
望みなど鏡にすら反射しない

描きやめた過去と、白紙のノートを切り裂く
存在証明なんて馬鹿な花は燃やす

淘汰、今ひび割れてこんな未来が歪んでいく
去った現実(リアル)の影は愛を潰す

色褪せていった目に見えるセカイさえ
哭いた、僕も騙し逃げてしまう

淘汰、永遠に流されて愛を歪に刻んでも
こんな未来の音は奏でたくない。

臆病でも鏡越しに伝えよう
ミラーノートにまた記(しめ)せるように