Sign_inst
BPM=112
「Sign」
深く沈みゆく部屋にただ一人
早く暗さに慣れてしまおう
香るアスファルト雨にただ打たれ
漂う憂いの空気を纏う
眠れない夜に曙光を待つように歌う
他人(ひと)の言葉、表情を振り払えずにいる
涙の痕を越えるため虹を願う
道の先を想い出して
どうか消えないで
あの日から鳴りやまないサイレンは
外連も無く一途に貫いてゆく
耳を塞いでしまったこの手を
また光へと翳そう
強かにぎゅっと握りしめて
どんな幸せ色もないものねだりして
いつか不幸比べに憑かれて【疲れて】いた
音と歌の声が 影も映し出すとして
「いつか」を祈る 伝う日まで
どうか消さないで
あの日から刻まれていたサインを
誓いのように揺るがず貫いてゆけ
耳を澄ませ 声を張れ
また光鳴る方角へと
強かにぎゅっと歩き出して