clock
歌詞
clock
暗がりの隅っこで うずくまる日々
頬を伝う涙を 指でなぞった
意外と温かいんだと 初めて気づいた
揺らぐ心を庇った あてのない夜
生きる意味を探しても 答えは出なくて
ただ一つ浮かぶ思いを すぐにかき消す
自分を守るつもりで 少し傷つけた
痛みだけが残った 虚しい夜
懐かしい思い出に縋って
それすら壊してしまう 不器用な私を
責め立てる声だけ 広がりつづけて
いつまでも進めずにいる 馬鹿だな
気づいてほしい なんて言えないなって
誰かの一言を 期待している
聴こえる胸の音を 確かめながら
冷たい夜が 更けていく
きっかけを探してる 姿を隠して
部屋の窓から顔を出し 外に触れてみる
通り過ぎる人を眺めて 静かに呟く
「どうしたら前を向けますか」と
詞を頼っても 音に埋もれても
何も変わりはしない 分かってる
それでも繰り返し 何度も聴いてしまうのは
同じ悩みを抱える 誰かを感じられるから
笑い方を教えてください なんて
口に出したら 可笑しくて少し笑えた
差し込む光が 優しく包み込んだ
深い夜が 明けていく
時の流れと共に 癒えていくのかな
満たされない想いは 報われるの?
止まったままの 心の秒針が
静かに不揃いに 動き始めた
気づいてほしい なんて言えないなって
誰かの一言を まだ待っている
聴こえる胸の音を 確かめながら
少しずつ ゆっくりと 進んでいく