紫の花
歌詞
通り過ぎる道の途中で ふと目に入る「紫の花」
少しだけ記憶を辿って行くと 尖った懐かしさに触れた
確か君が教えてくれたんだよね…ふと、そんなことを考えながら
苦虫噛み潰したような顔のまま 人ごみへ 喧騒へ
ただ、歩いていく
輝かしい この世界で
わずか揺れた あの日の記憶
通り雨の魔法も 真実の価値も
艶が消えた今でも 輝いている
ああ まだ定まらない (僕は)
深く 息を吸い込んで (降りる)
インクの出が悪いペン (それで)
地図に○を付けながら(すると)
指が止まった (音も止まった)
まるで (此処に) 行けと (言うの)
足は動いた (ただひたすらに)
やがて (其処に) 辿り (着いた)
「あの花」香る 地下6階で 歯痒いような小芝居を観た
終演と共に懐かしい音が聞こえ始めたようだ
…そろそろ、だね。
輝かしい この世界で
わずか揺れた あの日の記憶
通り雨の魔法も 真実の価値も
流れる時間の中 輝いている
歩いていく 道の途中で
まだ咲いている あの「紫の花」
そういやあの花の名を思い出した
自信はないけど あれは、たしか…