或る、春の日に
初めまして、川名悠と申します。ピアプロにはつい先ほど登録させて頂いたばかりですが、何卒よろしくお願いします。また、ニコニコ動画にも投稿しています。ぜひコメントしてやって下さい(´▽｀*)こちらではどうしても音質が落ちてしまうようですが、ニコニコでは比較的高音質でご試聴頂けるかと思います☆→http://www.nicovideo.jp/watch/sm6800430
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或る、春の日に
ひとり歩く 桜舞う道を
行き交うひとは みんな笑顔であふれ
耳を澄ます 雑踏はかき消えて
聞こえるのは 遠い日の君の声
風の凪ぐ辺 鳥の囀りに
目を細める君に 永遠を願ったのに
二度と叶わぬ夢 君を連れ去った春
それから何度 この季節を迎えたでしょう
今年もまた桜が咲いたよ 君もどこかで見ていますか？
たとえ君がそばにいなくても ひとりでやって来れたんだよ
だけどやっぱり今年も 桜は
僕には滲んで よく見えないよ
君がいなくなったあの日から
少しくらいは強くなれたはずなのに
ここに来れば 胸にこみ上げる想い
それは 瞳からあふれて
どんなに美しく 咲き誇る花も
やがては枯れ 風に流され消えてゆく
いっそ知らなければ 君と出会わなければ
こんな痛みも知らずにいられたのかな
散りゆく定めと知りながらも どうして桜は咲くのでしょう
そしてどうして僕らはそれを 美しいと感じるのでしょう
揺れる桜の囁きは優しくて
まるでそう それは君の声のようで
ふいに君の声が聞こえた 僕は思わず空を見上げたんだ
まるで僕を包みこむような 満開の桜の中で
散りゆく定めと知りながらも それでも桜は咲くのでしょう
叶わぬ願い 潰えた命 全ての安らぎを祈るように
そっか 君もそこにいるんだね だから
桜は こんなに美しいんだね
