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「【IA】 空奏旅行 (デモバージョン)【オリジナル】」の創作に利用した作品

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【IA】 空奏旅行 (デモバージョン)【オリジナル】

綿飴

綿飴

時を駆けるお話です。
時代背景は大正とか明治とかそのへんです。


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赤い 花がら模様
黒の タキシード
蒸気機関車 黒い蒸気船
本の中でしか 知らない その景色
目の前に在るんだ
此処は”夢”なのだろう


巡る 輪廻の糸は
悲し ただ空回り
強く 引き寄せる度
弱く 千切れるだけで
全て 分かってるのに
何か 忘れているようで
ただ其処にある”夢”を見てた


限りなく 高く広がる空は
どこか どこか 悲しく広がっていた
きっとその 手を伸ばす先にある
未だ それを 掴めないまま 
羽ばたいた 鳥の 羽音の中に
思い 出せない 面影を探した
何のため 誰のために 私が
ここで 一人 迷っているのです?


街角に響いた
澄んだ旋律よ
雲は絶えず流れる
淡い恋空模様
ひと目見た時に
気付いていたんだ
彼にときめいた
これは 恋なのだろう

紡ぐ 悲劇の音は
開く パンドラの箱
遥か 記憶の底で
全て 繋がっていて
遠く 聴こえてるような
響く 別れの唄も
ただ答えは出せないままに

瞬いた 瞳に映る物は
思い 出した 悲しい現実で
全てこの 手の中にあったのに
今は それも 触れられないの
動きだす 未来 追いかけるには
何も かもが 既に遅すぎてた
忘れゆく 定めの 答えなんて
知らない 方が 幸せなのでしょう

(間奏)


膨大な時の流れの中で
何時か 何時か 流れ着くだろう

何度目の 今 此処(ここ)にある物は
守り 切れず 崩れていくだけで
悲しくも 最後の 音を奏で
君は 語る 「仕方ないね」と
薄れゆく 景色は やがて消えて
全て 戻る 全てを忘れてく
繰り返す 私は 時を駆ける
目指す 先に 何が在るとしても