傷痕
灰色の空が 私を睨んで
それが怖くて 目を伏せていた
濡れた地面は唯 無情に囁いている
腐り往く心 鈍く刺した
飴のような 甘い憂鬱
濡れた地面が映した 私の心
初めて触れた この感情に私は唯侵されて
雨の冷たさが 私の心を狂わせて往く
白い部屋と 暖かい嘘と
初めて触れた この感情に私は唯侵されて
雨の冷たさに ただずっと私 泣いていた
止まない雨 無くした傘
私は、恋をしていた。
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知り合いの漫画家さんへ。
