人植物/曼珠沙華の祝福。
アナタはもう少しで完成されます。
アナタにはココから差し上げたい。
白い胸に差し込んだ管、そこに流るるは命の雫。
捧げたい、共に地を駆け風に乗りたい。
どうか受け入れて、そっと口付けて。
朱い命、熱に絆され僕からも溢れ出す。
どうか拒まないで、ずっと受け入れて。
アナタは困った風に微笑み、その手から命の花を散らす。
僕の口元へ、そう求める視線はどこまでも優しい。
何故?
命の雫、ココロの雫、ただ行き場無くただ滴る。
気が付けば僕の躰から一枚葉が朽ちていた。
----------
メイコ姐さんは彼岸花のイメージ、薔薇などの情熱的な花も良いけれど
どこかアンニュイと言うか、咲き誇ると圧巻…息を呑む、そんな風に。
曼珠沙華と呼ぶ場合、花弁が「白」くないとダメらしいです(ウィキ参照
「彼岸花」も好きですが、コッチの語呂のがもっと好き^ω^どうぞ良しなに。