愉快感 (inst)
縮まない
距離がもどかしくて
足を止めたまま
身勝手な傷口抑え
アナタを今夜に
閉じ込めた。
包む朝と
輪郭の横
しゃがみ苦しんでる
失うもの
出来たことを
一番惜しんでる
細い首元に手を掛けてみたい
アナタの息さえいっそ止めてみたい
涙でアナタの頬を濡らしたい
その切なさを見せ付けたい
アナタの傷を抉ッてみたい
アナタの目に見える光も汚い
そんな光さえ僕は捨て難い
それならいっそ光を失くしたい
泣いてるアナタを抱きしめてみたい
この手には孤独と凶器しかない
ねえ今気持ちいい?
アナタを脅しながら問う指先
涙でのアナタの顔が見えない
ごめんでも後悔は微塵もない