だから歌を歌う【初音ミク】
昨年のふゆ、ミクのふるさとを訪ねました。雪を見ながら孤独を考えてこの曲を発想しました。その後音楽の道で出会った友達と一緒に作りました。
よろしくお願いいたします。
作曲:ワタセ
作詞:Ludo
歌:初音ミク
ギター:Shiva
ーー歌詞ーー
白い部屋に 寝そべっては なぞる
空欄と余白 寝返りごとかわす
すり抜けた陰と 掴みかけた光
眠るような ふりして 貪る
目をさまして おいで いざなう
君越しに見えた誰かからそっと
受け取る添え文を
とじたまま 磨りガラス越し
灯りが切れ 溺れる間に 蝕まれ
沈みきれずに 溶けだした
この孤独を 抱えきれず
零す 抜け落ち
ひとりでずっと眠っていても
うなされた微睡み
いつまでも越えられずに
夜から目ざめるため
便箋を手に取る
いま やっと 目をあけて
探していた影を
見つけ出して捉えている
微睡みは溶けきって
確かに光る星たちが ほら
集って 寄り添う
紡がれてく 言の葉に
いつの日か
まばゆい花が色づいていくように
散った先も 色褪せず
その花弁がいつか
誰かに降り注いで